【活用ガイド】

JVNDB-2011-003164

KDE SC の KDE SSL Wrapper (KSSL) API における証明書の Common Name (CN) を偽造される脆弱性

概要

KDE SC の KDE SSL Wrapper (KSSL) API には、特定フォントを使用しない証明書のフィールドを含むセキュリティダイアログのレンダリングによって、証明書の Common Name (CN) を偽造される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


KDE
  • KDE SC 4.6.0 から 4.7.1

上記以前のバージョンも影響を受ける可能性があります。
想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたリッチテキストを介して、Common Name (CN) を偽造される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

KDE
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3365
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3365
更新履歴

  • [2011年12月01日]
      掲載
    [2010年12月08日]
      CVSS による深刻度:基本値および攻撃条件の複雑さを変更