【活用ガイド】

JVNDB-2011-002720

Cisco IOS および IOS XE におけるサービス運用妨害 (デバイスクラッシュ) の脆弱性

概要

Cisco IOS および IOS XE には、期限切れの MPLS TTL に関する処理に不備があるため、MPLS ドメインが設定されている時、サービス運用妨害 (デバイスクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
本問題は、Bug ID CSCto07919 の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.2(33)SRE4 未満の 12.2SRE
  • Cisco IOS 15.0
  • Cisco IOS 15.1
  • Cisco IOS XE 2.1.x から 3.3.x

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された IPv6 パケットを介して、サービス運用妨害 (デバイスクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3274
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3274
更新履歴

  • [2011年11月07日]
      掲載