【活用ガイド】

JVNDB-2011-002709

Google App Engine Python SDK の sandbox 環境におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Google App Engine Python SDK の sandbox 環境の FakeFile の実装は、ファイルのオープンを適切に制御しないため、アクセス制限を回避される、および任意のファイルを作成される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2011-1364 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Google
  • Google App Engine Python SDK 1.5.4 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、_ah/admin/interactive/execute へのコードのパラメータ内で ALLOWED_MODES および ALLOWED_DIRS の変化を利用して、アクセス制限を回避される、および任意のファイルを作成される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Google
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4211
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4211
更新履歴

  • [2011年11月07日]
      掲載