【活用ガイド】

JVNDB-2011-002608

MIT Kerberos の krb5_db2_lockout_audit 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

MIT Kerberos の Key Distribution Center (KDC) 内にある krb5_db2_lockout_audit 関数には、db2 バックエンドが使用される時、サービス運用妨害 (表明違反および Daemon Exit) 状態となる脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2011-1528 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


MIT Kerberos
  • Kerberos 5 1.8 から 1.8.4

想定される影響

第三者により、サービス運用妨害 (表明違反および Daemon Exit) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

MIT Kerberos オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4151
参考情報

  1. JVN : JVNVU#659251
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4151
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#659251
更新履歴

  • [2011年10月31日]
      掲載
    [2013年07月08日]
      ベンダ情報：オラクル (Multiple Input Validation vulnerabilities in kerberos) を追加

公表日2011/10/18
登録日2011/10/31
最終更新日2013/07/08