【活用ガイド】

JVNDB-2011-002601

Linux kernel の napi_reuse_skb 関数におけるサービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) の脆弱性

概要

Linux kernel の Generic Receive Offload (GRO) 実装における net/core/dev.c の napi_reuse_skb 関数は、特定の構造体メンバの値をリセットしないため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.38 未満
VMware
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 3.0.3
  • VMware ESX 4.1

想定される影響

第三者により、不正な形式の VLAN フレームを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux VMware
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1478
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1478
更新履歴

  • [2011年10月31日]
      掲載
    [2012年12月25日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2011-0012) の情報を更新