【活用ガイド】

JVNDB-2011-002573

QNX Neutrino RTOS の runtime linker におけるファイルを上書きされる脆弱性

概要

QNX Neutrino RTOS の runtime linker は、setuid プログラムからプログラムを生成する場合、LD_DEBUG_OUTPUT および LD_DEBUG 環境変数を適切にクリアしないため、ファイルを上書きされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


QNX Software Systems
  • QNX Neutrino RTOS 6.5.0

想定される影響

ローカルユーザにより、symlink を介して、ファイルを上書きされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

QNX Software Systems
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-4060
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-4060
更新履歴

  • [2011年10月27日]
      掲載

公表日2011/10/18
登録日2011/10/27
最終更新日2011/10/27