【活用ガイド】

JVNDB-2011-002411

Microsoft Office 2003 および 2007 における権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Office 2003 および 2007 には、検索パスに関する処理に不備があるため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office 2003 
  • Microsoft Office 2007 

想定される影響

ローカルユーザにより、カレントワーキングディレクトリ内にあるトロイの木馬の DLL ファイルを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS11-073
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS11-073
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA11-256A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1980
参考情報

  1. JVN : JVNTA11-256A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1980
  3. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS11-070,071,072,073,074)(2011年09月14日)
  4. US-CERT Cyber Security Alerts : SA11-256A
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA11-256A
更新履歴

  • [2011年10月20日]
      掲載