【活用ガイド】

JVNDB-2011-002368

Quagga の ospf6d 内にある OSPFv3 実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Quagga の ospf6d 内にある OSPFv3 実装には、サービス運用妨害 (メモリ領域外へのアクセスおよびデーモンクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Quagga
  • Quagga 0.99.19 未満
インターネットイニシアティブ
  • SEIL/B1 ファームウェア 1.00 から 3.41 未満
  • SEIL/neu 2FE Plus ファームウェア 1.00 から 2.13 未満
  • SEIL/Turbo ファームウェア 1.00 から 2.13 未満
  • SEIL/X1 ファームウェア 1.00 から 3.41 未満
  • SEIL/X2 ファームウェア 1.00 から 3.41 未満
  • SEIL/x86 ファームウェア 1.70 から 1.91 未満

想定される影響

第三者により、不正な IPv6 プレフィックス長を伴うリンクステートアップデートメッセージを介して、サービス運用妨害 (メモリ領域外へのアクセスおよびデーモンクラッシュ) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Quagga インターネットイニシアティブ オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3323
参考情報

  1. JVN : JVNVU#668534
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3323
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#668534
  4. CERT-FI : CERT-FI Advisory on Quagga
更新履歴

  • [2011年10月14日]
      掲載
    [2012年04月18日]
      ベンダ情報:オラクル (Multiple Denial of Service vulnerabilities in Quagga) を追加
    [2012年11月13日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2012:1259) を追加