【活用ガイド】

JVNDB-2011-002342

VMware の Spring Framework および Spring Security におけるセキュリティ制限を回避される脆弱性

概要

VMware の Spring Framework および Spring Security は、信頼されないソースのオブジェクトを非シリアル化するため、セキュリティ制限を回避される、および信頼されないコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


VMware
  • Spring Framework 3.0.0 から 3.0.5
  • Spring Security 3.0.0 から 3.0.5
  • Spring Security 2.0.0 から 2.0.6

その他のバージョンも影響を受ける可能性があります。
想定される影響

第三者により、(1) java.lang.Proxy インスタンスをシリアル化して InvocationHandler を使用する、または (2) java.lang.Runtime class を介してインターナル AOP インタフェースにアクセスすることで、セキュリティ制限を回避される、および信頼されないコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

VMware
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼できないデータのデシリアライゼーション(CWE-502) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2894
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2894
更新履歴

  • [2011年10月12日]
      掲載