【活用ガイド】

JVNDB-2011-002340

Iceni Argus にバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Iceni が提供する Argus には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

Iceni が提供する Argus は、PDF ドキュメントを様々なフォーマットに変換するための製品です。Argus には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Iceni Technology
  • Argus 6.2 およびそれ以前のライブラリを組み込んだ製品

Iceni Infix 5.04 が、本脆弱性の影響を受けることが確認されています。詳しくは、ベンダの提供する情報をご確認下さい。
想定される影響

細工された PDF ドキュメントを 変換することにより、遠隔の第三者によって、アプリケーションを実行している権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

2011年10月6日現在、対策方法はありません。

[ワークアラウンドを実施する]
対策版が公開されるまでの間、以下の回避策を適用することで本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  * Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) を利用する
  * Data Execution Prevention (DEP) を有効にする
ベンダ情報

Iceni Technology
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3332
参考情報

  1. JVN : JVNVU#225833
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3332
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#225833
更新履歴

  • [2011年10月12日]
      掲載