【活用ガイド】

JVNDB-2011-002257

OpenSSL の ephemeral ECDH ciphersuite におけるサービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) の脆弱性

概要

OpenSSL の ephemeral ECDH ciphersuite は、ハンドシェイクメッセージを処理している間、スレッドの安全性を確認しないため、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 0.9.8 through 0.9.8s
  • OpenSSL 1.0.0e 未満の 1.0.x
アップル
  • Apple Mac OS X 10.6.8
  • Apple Mac OS X v10.7 から v10.7.5
  • Apple Mac OS X v10.8 から v10.8.3
  • Apple Mac OS X Server 10.6.8
  • Apple Mac OS X Server v10.7 から v10.7.5

想定される影響

第三者により、TLS プロトコルに違反する out-of-order メッセージを介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenSSL Project アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-3210
参考情報

  1. JVN : JVNVU#92046435
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-3210
更新履歴

  • [2011年09月28日]
      掲載
    [2013年06月07日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT5784) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (HT5784) を追加
      ベンダ情報:アップル (APPLE-SA-2013-06-04-1) を追加