【活用ガイド】

JVNDB-2011-002215

Xen におけるホスト OS の権限を取得される脆弱性

概要

Xen には、割り込みの再マッピングを行わない Intel VT-d チップセット上で PCI パススルー機能を使用する時、ホスト OS の権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.4 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シトリックス・システムズ
  • Xen 4.1.1 未満の 4.1
  • Xen 4.0.2 未満の 4.0
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS 6.1.z  
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、割り込み挿入レジスタへ書き込むことで MSI 割り込みを生成する DMA の使用を介して、ホスト OS の権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シトリックス・システムズ レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1898
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1898
  2. Secunia Advisory : SA45746
  3. Secunia Advisory : SA45880
  4. SecurityFocus : 48515
  5. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 75175
更新履歴

  • [2011年09月15日]
      掲載