【活用ガイド】

JVNDB-2011-002175

Apache Tomcat におけるファイルを読まれるまたは変更される脆弱性

概要

Apache Tomcat は、Web アプリケーションに、他の Web アプリケーションで使用されている XML パーサを置き換えることを許可するため、任意の Web アプリケーションの (1) web.xml、 (2) context.xml、(3) tld ファイルを読まれる、または変更される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2009-0783 のリグレッションに起因した脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Tomcat 7.0.17 未満
ヒューレット・パッカード
  • HP XP P9000 Performance Advisor ソフトウェア 5.4.1 およびそれ以前

想定される影響

ローカルユーザにより、より早くロードされる巧妙に細工された Web アプリケーションを介して、他の Web アプリケーションの (1) web.xml、 (2) context.xml、(3) tld ファイルを読まれる、または変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2481
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2481
  2. Secunia Advisory : SA45597
  3. SecurityFocus : 49147
  4. SecurityTracker : 1025924
  5. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 74535
更新履歴

  • [2011年09月02日]
      掲載
    [2015年03月05日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード (HPSBST02955 SSRT101157) を追加
      ベンダ情報:Apache Software Foundation (Bug 51395) を追加