【活用ガイド】

JVNDB-2011-002123

Linux kernel の drivers/usb/misc/iowarrior.c 内にある iowarrior_write 関数におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Linux kernel の drivers/usb/misc/iowarrior.c 内にある iowarrior_write 関数は、メモリの割り当てを適切に行わないため、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.37 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS  6.0.z  
  • Red Hat Enterprise Linux 5 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、大きなリポートを介して、ヒープベースのバッファオーバーフローを誘発され、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4656
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4656
  2. Secunia Advisory : SA43732
  3. Secunia Advisory : SA44086
  4. SecurityFocus : 46069
  5. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 71602
更新履歴

  • [2011年08月22日]
      掲載