【活用ガイド】

JVNDB-2011-002088

レッドハット製品で利用される system-config-firewall の fw_dbus.py における権限を取得される脆弱性

概要

レッドハット製品で利用される system-config-firewall の fw_dbus.py は、GUI とバックエンドとの D-Bus 通信における、Python の pickle モジュールの使用に不備があるため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS  6.1.z  
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたシリアル化オブジェクトを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼できないデータのデシリアライゼーション(CWE-502) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2520
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2520
  2. Secunia Advisory : SA45294
  3. SecurityFocus : 48715
  4. SecurityTracker : 1025793
  5. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 73976
更新履歴

  • [2011年08月12日]
      掲載
  • [2024年02月21日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新