【活用ガイド】

JVNDB-2011-002087

Linux kernel の gfs2_fallocate 関数におけるサービス運用妨害 (バグおよびシステムクラッシュ)の脆弱性

概要

Linux kernel の fs/gfs2/file.c の gfs2_fallocate 関数は、チャンク割り当てのサイズをブロックサイズの倍数にすることを保証しないため、サービス運用妨害 (バグ、およびシステムクラッシュ)状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.0 未満
VMware
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 4.1
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS  6.1.z  
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、全てのリソースグループにわずかな空き容量しか持たない状態が作られることで、サービス運用妨害 (バグ、およびシステムクラッシュ)状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux VMware レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソースの枯渇(CWE-400) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-2689
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-2689
  2. Secunia Advisory : SA45193
  3. SecurityFocus : 48677
  4. ISS X-Force Database : 68557
  5. SecurityTracker : 1025776
  6. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 73802
更新履歴

  • [2011年08月12日]
      掲載
    [2011年09月12日]
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2011:1189) の情報を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2011:1189) を追加
    [2012年12月21日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2012-0001) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2012-0001) を追加