【活用ガイド】

JVNDB-2011-001744

Linux kernel の RPC サーバソケット機能におけるサービス運用妨害 (クラッシュ) の脆弱性

概要

Linux kernel の RPC サーバソケット機能用 Red Hat パッチには、lockd および svc_xprt_received 関数の処理に関して不備があるため、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.32 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS 6.0.z  
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

第三者により、パケット内の不正な形式のデータを介して、サービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0714
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0714
  2. SecurityFocus : 46790
更新履歴

  • [2011年06月23日]
      掲載

公表日2011/03/08
登録日2011/06/23
最終更新日2011/06/23