【活用ガイド】

JVNDB-2011-001706

Linux kernel の bcm_release 関数におけるサービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) の脆弱性

概要

Linux kernel の net/can/bcm.c 内にある bcm_release 関数は、ソケットのデータ構造を適切に検証しないため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態となる、または詳細不明な影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.39 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS 6.1.z  
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたリリース・オペレーションを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンス) 状態にされる、または詳細不明な影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
  2. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1598
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1598
  2. Secunia Advisory : SA44220
  3. SecurityFocus : 47503
更新履歴

  • [2011年06月16日]
      掲載