【活用ガイド】

JVNDB-2011-001637

Linux kernel の Radeon GPU ドライバにおける任意のメモリロケーションへ書き込みされる脆弱性

概要

Linux kernel の Radeon GPU ドライバは、Anti Aliasing (AA) を処理するレジスタ値のデータを適切に検証しないため、Video RAM (VRAM) または Graphics Translation Table (GTT) に関連する任意のメモリロケーションへ書き込みされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.38 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS  6.0.z  
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された値を介して、Video RAM (VRAM) または Graphics Translation Table (GTT) に関連する任意のメモリロケーションへ書き込みされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1016
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1016
  2. SecurityFocus : 46557
  3. ISS X-Force Database : 65691
更新履歴

  • [2011年05月26日]
      掲載