【活用ガイド】

JVNDB-2011-001630

複数の Microsoft 製品における任意のコードを実行される脆弱性

概要

複数の Microsoft 製品には、ファイルの構文解析において適切なメモリ処理を行わずにファンクションコールを行う不備があるため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office 2004 (mac_os) 
  • Microsoft Office 2008 (mac_os) 
  • Microsoft PowerPoint 2002
  • Microsoft PowerPoint 2003
  • Microsoft PowerPoint 2007
  • Open XML File Format Converter for Mac
  • Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された PowerPoint ドキュメントを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS11-036
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS11-036
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS11-036e
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA11-130A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1269
参考情報

  1. JVN : JVNTA11-130A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1269
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2011-0012
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS11-035,036)
  5. US-CERT Cyber Security Alerts : SA11-130A
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA11-130A
  7. Secunia Advisory : SA44537
  8. SecurityFocus : 47700
更新履歴

  • [2011年05月25日]
      掲載