【活用ガイド】

JVNDB-2011-001594

KDE SC の KGet 内にある KGetMetalink::File::isValidNameAttr 関数におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

KDE SC の KGet 内にある ui/metalinkcreator/metalinker.cpp の KGetMetalink::File::isValidNameAttr 関数には、Metalink ファイルの file 要素内にある name 属性に関する処理に不備があるため、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在します。
本脆弱性は CVE-2010-1000 の修正が不完全だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


KDE
  • KDE SC 4.6.2 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

第三者により、.. (dot dot) を含む file 要素の name 属性を介して、任意のファイルを作成される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

KDE レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1586
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1586
  2. Secunia Advisory : SA44124
  3. SecurityFocus : 40141
  4. ISS X-Force Database : 66826
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-1019
更新履歴

  • [2011年05月18日]
      掲載

公表日2011/04/21
登録日2011/05/18
最終更新日2011/05/18