【活用ガイド】

JVNDB-2011-001439

logrotate の createOutputFile 関数におけるログデータを閲覧される脆弱性

概要

logrotate の logrotate.c 内にある createOutputFile 関数には、ログファイル作成時のパーミッション設定処理において競合状態が発生する不備があるため、ログデータを閲覧される脆弱性が存在します。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Gentoo Linux
  • logrotate 3.7.9 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、正しいパーミッションが適用される前にファイルが開かれることで、ログデータを閲覧される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Gentoo Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1098
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1098
  2. SecurityFocus : 47108
更新履歴

  • [2011年04月27日]
      掲載