【活用ガイド】

JVNDB-2011-001434

GNOME Display Manager におけるファイルの所有権を変更される脆弱性

概要

GNOME Display Manager (gdm) には、/var/cache/gdm/ 以下の dmrc または face アイコンファイルに関する処理に不備があるため、ファイルの所有権を変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


GNOME Project
  • GNOME Display Manager 2.32.1 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、シンボリックリンク攻撃を介して、管理者のアクセス権限を取得され、任意のコンテンツを読まれる、作成される、または Web サイトのスキンを変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNOME Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0727
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0727
  2. Secunia Advisory : SA43854
  3. SecurityFocus : 47063
  4. ISS X-Force Database : 66377
  5. SecurityTracker : 1025264
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0786
  7. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0797
更新履歴

  • [2011年04月27日]
      掲載