【活用ガイド】

JVNDB-2011-001387

PHP の phar_object.c における重要な情報を取得される脆弱性

概要

PHP の phar モジュール内にある phar_object.c には、フォーマット文字列の処理に関して不備があるため、重要な情報を取得される、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、または任意のコードを実行されるなどの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


The PHP Group
  • PHP 5.3.6 未満

想定される影響

攻撃者により、フォーマット文字列を介して、誤った zend_throw_exception_ex コールを誘導され、重要な情報を取得される、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

The PHP Group
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 書式文字列の問題(CWE-134) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1153
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1153
  2. Secunia Advisory : SA43744
  3. SecurityFocus : 46854
  4. ISS X-Force Database : 66079
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0706
更新履歴

  • [2011年04月21日]
      掲載