【活用ガイド】

JVNDB-2011-001380

OpenLDAP の bind.cpp におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

OpenLDAP の back-ndb 内にある bind.cpp は、root Distinguished Name (DN) の認証要求をしないため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenLDAP Foundation
  • OpenLDAP 2.4.24 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

第三者により、任意のパスワードを介して、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenLDAP Foundation レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1025
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1025
  2. Secunia Advisory : SA43331
  3. SecurityTracker : 1025190
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0665
更新履歴

  • [2011年04月08日]
      掲載