【活用ガイド】

JVNDB-2011-001379

OpenLDAP の chain.c における内部プログラムの認証を回避される脆弱性

概要

OpenLDAP の back-ldap 内にある chain.c は、chain overlay 機能を伴うマスタースレーブの設定および ppolicy_forward_updates を使用する際、内部プログラムの認証を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenLDAP Foundation
  • OpenLDAP 2.4.24 未満
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、スレーブサーバへの無効なパスワードの送信を介して、内部プログラムの認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenLDAP Foundation ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1024
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1024
  2. Secunia Advisory : SA43331
  3. SecurityTracker : 1025188
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0665
更新履歴

  • [2011年04月08日]
      掲載