【活用ガイド】

JVNDB-2011-001377

Linux SCSI target framework の iscsi_rx_handler 関数における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Linux SCSI target framework (tgt) の tgt daemon (tgtd) 内にある iscsi_rx_handler 関数 (usr/iscsi/iscsid.c) には、iscsi ログインに関する処理に不備があるため、二重開放が発生するため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • RHEL Cluster-Storage (v. 5 server)
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

第三者により、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0001
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0001
  2. Secunia Advisory : SA43706
  3. SecurityFocus : 46817
  4. ISS X-Force Database : 66010
  5. SecurityTracker : 1025184
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0636
更新履歴

  • [2011年04月07日]
      掲載

公表日2011/03/09
登録日2011/04/07
最終更新日2011/04/07