【活用ガイド】

JVNDB-2011-001358

IBM WebSphere Application Server の installer におけるログファイルへのアクセス権を保持される脆弱性

概要

IBM WebSphere Application Server の installer は、ログを保存する一時ディレクトリに対して、パーミッション 777 を使用するため、ログファイルへのアクセス権を保持される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Application Client 7.0
  • IBM HTTP Server 7.0
  • IBM WebSphere Application Server 7.0.0.15 未満
  • IBM WebSphere DMZ Secure Proxy Server 7.0
  • Web server plug-in for IBM HTTP Server 7.0

想定される影響

ローカルユーザにより、標準的なファイルシステムの操作を介して、ログファイルへのアクセス権を保持される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1307
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1307
  2. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0564
更新履歴

  • [2011年04月05日]
      掲載
    [2011年08月23日]
      影響を受けるシステム:IBM (1502379) の情報を追加
      ベンダ情報:IBM (1502379) を追加