【活用ガイド】

JVNDB-2011-001248

OpenSSH の key_certify 関数におけるスタックメモリ領域の重要なコンテンツ情報を取得される脆弱性

概要

OpenSSH の usr.bin/ssh/key.c 内にある ssh-keygen の key_certify 関数は、-t command-line option の使用を伴う古い形式の証明書を生成する際、nonce フィールドの初期化を行わないため、スタックメモリ領域の重要なコンテンツ情報を取得される、またはハッシュ衝突攻撃を誘導される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenBSD
  • OpenSSH 5.6
  • OpenSSH 5.7

想定される影響

第三者により、スタックメモリ領域の重要なコンテンツ情報を取得される、またはハッシュ衝突攻撃を誘導される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0539
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0539
  2. Secunia Advisory : SA43181
  3. SecurityFocus : 46155
  4. ISS X-Force Database : 65163
  5. SecurityTracker : 1025028
  6. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0284
更新履歴

  • [2011年03月17日]
      掲載