【活用ガイド】

JVNDB-2011-001186

Adobe Flash Player における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Adobe Flash Player には、ActionScript 3.0 オブジェクトおよび不適切なタイプチェックのコンストラクタに関する処理に不備があるため、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2011-0559、CVE-2011-0560、CVE-2011-0561、CVE-2011-0571、CVE- 2011-0572、CVE-2011-0573、CVE-2011-0574、CVE-2011-0607 および CVE-2011-0608 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


アドビシステムズ
  • Adobe Flash Professional CS5
  • Adobe Flash CS4 Professional
  • Adobe Flash Player 10.1.102.64 およびそれ以前
  • Adobe Flex 4
オラクル
  • Oracle Solaris 10 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Extras 4 extras 
  • Red Hat Enterprise Linux Extras 4.8.z extras 
  • Red Hat Enterprise Linux Server Supplementary 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation Supplementary 6 
  • RHEL Desktop Supplementary 6 
  • RHEL Desktop Supplementary 5 (client) 
  • RHEL Supplementary 5 (server) 

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたフォントを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

アドビシステムズ オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0578
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0578
  2. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2011-0005
  3. 警察庁 @police : アドビシステムズ社の Adobe Flash Player のセキュリティ修正プログラムについて
  4. Secunia Advisory : SA43351
  5. Secunia Advisory : SA43292
  6. Secunia Advisory : SA43267
  7. SecurityFocus : 46195
  8. ISS X-Force Database : 65240
  9. SecurityTracker : 1025055
  10. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0402
  11. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0348
更新履歴

  • [2011年03月08日]
      掲載
    [2011年03月30日]
      影響を受けるシステム:オラクル (multiple_vulnerabilities_in_adobe_flash2) の情報を追加
      ベンダ情報:オラクル (multiple_vulnerabilities_in_adobe_flash2) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2011:0368) を追加