【活用ガイド】

JVNDB-2011-001130

Cisco IOS 上で稼働する STCAPP におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco IOS 上で稼働する STCAPP (SCCP telephony control application) は、共有回線へのマルチプルコールを適切に処理しないため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
本問題は、Bug ID CSCtd42552 の問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 15.0 (1)XA1 未満

想定される影響

第三者により、CallManager Express (CME) にて制御された 2 コールの同時終了を介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4687
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4687
  2. SecurityFocus : 45769
  3. ISS X-Force Database : 64584
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0129
更新履歴

  • [2011年02月25日]
      掲載