【活用ガイド】

JVNDB-2011-001023

Linux kernel における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux kernel は、kvm_vcpu_events→interrupt.pad の構造体メンバを初期化しないため、kernel スタックメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.33
  • Linux Kernel 2.6.34
レッドハット
  • RHEL Virtualization 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 
  • RHEL Desktop Multi OS 5 (client) 

想定される影響

ローカルユーザにより、kernel スタックメモリから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4525
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4525
  2. SecurityFocus : 45676
  3. ISS X-Force Database : 64519
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2011-0123
  5. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 70377
更新履歴

  • [2011年02月01日]
      掲載