【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2011-000060

Windows の URL プロトコルハンドラにおける実行ファイル読み込みに関する脆弱性

概要

Windows の URL プロトコルハンドラには、実行ファイル読み込みに関する脆弱性が存在します。

Windows の URL プロトコルハンドラはプロトコルごとに指定した実行ファイルを読み込みます。Windows の URL プロトコルハンドラには、実行ファイルを読み込む際のファイル探索パスに問題があり、意図しない実行ファイルを読み込んでしまう脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が  IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 合同会社セキュリティ・プロフェッショナルズ・ネットワーク 塩月 誠人 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム

Windows の URL プロトコルハンドラを使用している全ての製品が影響を受ける可能性があります。 詳しくは開発者が提供する情報をご確認ください。

マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Microsoft Internet Explorer 7
  • Microsoft Internet Explorer 8
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Windows 7 (x32) 
  • Microsoft Windows 7 (x64) 
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) 
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows Server 2008 (x86) 
  • Microsoft Windows Server 2008 (itanium) 
  • Microsoft Windows Server 2008 (x64) 
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(itanium) 
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) 
  • Microsoft Windows Vista
  • Microsoft Windows Vista (x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

Windows の URL プロトコルハンドラを使用しているプログラムの実行権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
マイクロソフトが提供する情報をもとに MS11-057 を適用してください。
(http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS11-057.mspx)
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1961
参考情報

  1. JVN : JVN#80404511
  2. JVN : JVNTA11-221A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1961
  4. IPA 重要なセキュリティ情報 : 「Windows」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)の注意喚起
更新履歴

  • [2011年08月10日]
      掲載