【活用ガイド】

JVNDB-2010-005648

GNOME Display Manager における権限を取得される脆弱性

概要

GNOME Display Manager (gdm) の vicious-extensions/ve-misc.c は、GDM デバッグが有効になっている場合、無効な UTF8 エンコード文字を含むユーザパスワードを記録するため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


GNOME Project
  • GNOME Display Manager 2.20.11 未満の 2.20.x

想定される影響

ローカルユーザにより、syslog から情報を読み取られることで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNOME Project オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 証明書・パスワードの管理(CWE-255) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2387
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2387
更新履歴

  • [2012年12月25日]
      掲載