【活用ガイド】

JVNDB-2010-005517

RPM の lib/fsm.c における権限を取得される脆弱性

概要

RPM の lib/fsm.c は、RPM パッケージ更新のファイル置換中、または RPM パッケージ削除のファイルの削除中に、実行可能なファイルのメタデータを適切にリセットしないため、権限を取得される、またはアクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
本問題は、CVE-2010-2059 に関連する可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


RPM
  • RPM Package Manager 4.8.0 およびそれ以前

想定される影響

ローカルユーザにより、(1) POSIX ファイル機能、または (2) SELinux のコンテキスト情報を含む脆弱なファイルへのハードリンクを作成されることで、権限を取得される、またはアクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

RPM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2198
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2198
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載