【活用ガイド】

JVNDB-2010-004828

Linux kernel の fs/btrfs/acl.c におけるファイルパーミッションを回避される脆弱性

概要

Linux kernel の fs/btrfs/acl.c の btrfs_xattr_set_acl 関数は、ACL 設定前にファイルの所有権をチェックしないため、ファイルパーミッションを回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.34 およびそれ以前

想定される影響

ローカルユーザにより、任意の ACL を設定されることで、ファイルパーミッションを回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2071
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2071
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載