【活用ガイド】

JVNDB-2010-004295

Windows XP 上で稼働する Comodo Internet Security におけるカーネルモードのフックハンドラを回避される脆弱性

概要

Windows XP 上で稼働する Comodo Internet Security には、競合状態により、カーネルモードのフックハンドラを回避され、ハンドラではブロックされるがシグネチャベースのマルウェア検出ではブロックされない、危険なコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Comodo
  • Comodo Internet Security 4.1.149672.916 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、フックハンドラ実行中の特定のユーザ空間の変更を介して、カーネルモードのフックハンドラを回避され、ハンドラではブロックされるがシグネチャベースのマルウェア検出ではブロックされない、危険なコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Comodo
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-5157
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-5157
  2. 関連文書 : The Register / New attack bypasses virtually all AV protection
  3. 関連文書 : matousec.com / KHOBE - 8.0 earthquake for Windows desktop security software
  4. 関連文書 : matousec.com / Advisory 2010-05-05.01
更新履歴

  • [2012年09月05日]
      掲載