【活用ガイド】

JVNDB-2010-003767

GNU C Library の nis/nss_nis/nis-pwd.c における NIS アカウントの暗号化されたパスワードを取得される脆弱性

概要

GNU C Library および Embedded GLIBC (EGLIBC) の nis/nss_nis/nis-pwd.c は、passwd.adjunct.byname マップから passwd マップ内のエントリへ情報を追加するため、NIS アカウントの暗号化されたパスワードを取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU C Library 2.7 および 2.10.2

想定される影響

第三者により、getpwnam 関数を呼び出されることで、NIS アカウントの暗号化されたパスワードを取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 証明書・パスワードの管理(CWE-255) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0015
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0015
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載