【活用ガイド】

JVNDB-2010-003766

SSSD における制限されたアクセスを回避される脆弱性

概要

System Security Services Daemon (SSSD) には、krb5 auth_provider が設定されているが KDC が到達不能になっている際、ユーザの Kerberos チケット保証チケット (TGT) を保持するワークステーションの画面ロックプログラムに認証される、およびアクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Fedora Project
  • sssd 1.0.1 未満

想定される影響

攻撃者により、任意のパスワードを介して、全ユーザの Kerberos チケット保証チケット (TGT) を保持するワークステーション上の画面ロックプログラムに認証される、および第三者により、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0014
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0014
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載