【活用ガイド】

JVNDB-2010-003596

IBM Runtimes for Java Technology で使用される IBM Java のクラスファイルパーサーにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

IBM Runtimes for Java Technology で使用される IBM Java のクラスファイルパーサーには、バッファオーバーリードに関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (JVM セグメンテーション違反、およびメモリ消費または無限ループ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


IBM
  • Java 1.4.2 SR13 FP9
  • Runtimes for Java Technology SR13 未満の 5.0.0 および SR10 未満の 6.0.0

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、クラスファイル内の巧妙に細工された attribute length フィールドを介して、サービス運用妨害 (JVM セグメンテーション違反、およびメモリ消費または無限ループ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0311
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0311
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載

公表日2010/11/25
登録日2012/03/27
最終更新日2012/03/27