【活用ガイド】

JVNDB-2010-003400

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform の JBoss Remoting におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (JBoss EAP または JBEAP) に含まれる JBoss Remoting の org.jboss.remoting.transport.bisocket.BisocketServerInvoker$SecondaryServerSocketThread.run メソッドには、サービス運用妨害 (デーモン停止) 状態となる脆弱性が存在します。CVE-2010-3862 のパッチ不足に関連しています。
パッチの不足には個別の CVE ID を付与すべきではないので、本問題は CVE-2010-3862 と同じ脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • JBoss Enterprise Application Platform 4.3 から 4.3.0.CP09
  • JBoss Enterprise Web Platform 5.1.0
  • jboss remoting 2.2.3.SP4 未満の 2.2.x および 2.5.3.SP2 および 2.5.x

想定される影響

第三者により、TCP セッションの bissocket コントロールコネクション確立を介して、サービス運用妨害 (デーモン停止) 状態にされ、アプリケーションのデータを送信しなくなる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4265
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4265
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載

公表日2010/12/08
登録日2012/03/27
最終更新日2012/03/27