【活用ガイド】

JVNDB-2010-003368

OpenTTD におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenTTD は、network/network_server.cpp に関する処理に不備があるため、解放済みメモリを使用する以下の脆弱性が存在します。
(1) サービス運用妨害 (不正書き込みおよびデーモンクラッシュ) 状態となる脆弱性
(2) サービス運用妨害 (不正読み出しおよびデーモンクラッシュ) 状態となる脆弱性
(3) サービス運用妨害 (不正読み出しおよびアプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenTTD
  • OpenTTD 1.0.5 未満の 1.0.x

想定される影響

以下の影響を受ける可能性があります。
(1) 第三者により、サーバからマップを送信している段階で突然切断されることで、サービス運用妨害 (不正書き込みおよびデーモンクラッシュ) 状態にされる可能性
(2) 第三者により、突然切断されることで、サービス運用妨害 (不正読み出しおよびデーモンクラッシュ) 状態にされる可能性
(3) リモートサーバにより、join プロセスの段階で切断を強制されることで、サービス運用妨害 (不正読み出しおよびアプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenTTD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4168
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4168
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載
  • [2024年02月28日]
      CVSS による深刻度: 内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新