【活用ガイド】

JVNDB-2010-003294

Banshee の banshee-1 スクリプトにおける権限を取得される脆弱性

概要

Banshee の banshee-1 および muinshee スクリプトには、LD_LIBRARY_PATH にゼロ長のディレクトリ名を配置するため、権限を取得される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、Banshee の GST_PLUGIN_PATH を悪用される可能性もあります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


banshee-project
  • banshee 1.8.0 およびそれ以前

想定される影響

ローカルユーザにより、カレントワーキングディレクトリのトロイの木馬の共有ライブラリを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

banshee-project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3998
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3998
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載