【活用ガイド】

JVNDB-2010-002992

Linux kernel の net/can/bcm.c における整数オーバーフローの脆弱性

概要

Linux kernel の Controller Area Network (CAN) 実装の net/can/bcm.c には、整数オーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.27.53 未満、2.6.32.21 未満の 2.6.32.x、2.6.34.6 未満の 2.6.34.x、および 2.6.35.4 未満の 2.6.35.x

想定される影響

攻撃者により、巧妙に細工された CAN トラフィックを介して、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (システムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2959
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2959
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載