【活用ガイド】

JVNDB-2010-002986

Linux kernel の fs/jfs/xattr.c における xattr 名前空間の制限を回避する脆弱性

概要

Linux kernel の fs/jfs/xattr.c は、拡張属性の格納用の特定の古いフォーマットを適切に処理しないため、xattr 名前空間の制限を回避する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.35.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、名前の最初の os2. サブストリングを介して、xattr 名前空間の制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2946
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2946
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載