【活用ガイド】

JVNDB-2010-002954

Linux kernel の ethtool_get_rxnfc 関数における整数オーバーフローの脆弱性

概要

Linux kernel の net/core/ethtool.c の ethtool_get_rxnfc 関数には、整数オーバーフローの脆弱性が存在します。
本問題は、CVE-2010-3084 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 32ビットプラットフォーム版 2.6.33.7

想定される影響

ローカルユーザにより、バッファオーバーフローを誘導する過度に大きい info.rule_cnt 値を有する ETHTOOL_GRXCLSRLALL ethtool コマンドを介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、またはその他の詳細不明な影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 整数オーバーフローまたはラップアラウンド(CWE-190) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2478
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2478
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載

公表日2010/09/29
登録日2012/03/27
最終更新日2012/03/27