【活用ガイド】

JVNDB-2010-002901

Linux kernel の tty_fasync 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の drivers/char/tty_io.c の tty_fasync 関数には、競合によるサービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態となる、またはその他の詳細不明な影響を受ける脆弱性が存在します。
本脆弱性は、2.6.32.9 とは類似する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.32.6 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびシステムクラッシュ) 状態にされる、またはその他の詳細不明な影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

kernel.org Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
  2. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-4895
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-4895
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載