【活用ガイド】

JVNDB-2010-002861

GNU Wget における任意のファイルを作成される脆弱性

概要

GNU Wget は、ダウンロード時の保存先ファイル名を決定する際に、オリジナルの URL の代わりに server-provided のファイル名を使用するため、任意のファイルを作成される、または上書きされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU Wget 1.12 およびそれ以前
オラクル
  • Oracle Solaris 10 
  • Oracle Solaris 11 Express
  • Oracle Solaris 9 

想定される影響

リモートサーバにより、.wgetrc のファイル名が付与された URL への 3xx リダイレクト後に、続けて、巧妙に細工されたファイル名が付与された URL へ 3xx リダイレクトされることで、任意のファイルを作成される、または上書きされる可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2252
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2252
  2. Secunia Advisory : SA45618
  3. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 66109
更新履歴

  • [2011年09月12日]
      掲載