【活用ガイド】

JVNDB-2010-002860

Linux-HA の SAPDatabase および SAPInstance スクリプトにおける権限を取得される脆弱性

概要

Linux-HA の OCF Resource Agents 内にある SAPDatabase、および SAPInstance スクリプトは、LD_LIBRARY_PATH 内に zero-length ディレクトリネームを配置しているため、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Cluster Suite EL4
  • RHEL Clustering 5 

想定される影響

ローカルユーザにより、カレントワーキングディレクトリ内にあるトロイの木馬の共有ライブラリを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3389
参考情報

  1. JVN Status Tracking Notes : JVNTR-2010-23
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3389
  3. Secunia Advisory : SA43372
  4. SecurityFocus : 44359
  5. OPEN SOURCE VULNERABILITY DATABASE (OSVDB) : 68808
更新履歴

  • [2011年08月17日]
      掲載