【活用ガイド】

JVNDB-2010-002766

ProFTPD の sql_prepare_where 関数におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

概要

ProFTPD の sql_prepare_where 関数 (contrib/mod_sql.c) は、mod_sql が有効な際、SQL クエリの構築時に代替タグを正しく処理しないため、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ProFTPD Project
  • ProFTPD 1.3.3d 未満

想定される影響

第三者により、代替タグが入った巧妙に細工されたユーザネームを介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ProFTPD Project ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-4652
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-4652
  2. SecurityFocus : 44933
更新履歴

  • [2011年03月02日]
      掲載
    [2015年03月26日]
      ベンダ情報:ターボリナックス (TLSA-2014-13) を追加